
歌いたい人
「カラオケの練習方法を知りたい!」
「高音で歌えるようになりたい!」
「ミックスボイスを出したい!」
このようなお悩みを解決します!
今回は、ヒトカラが5年以上趣味の筆者がいち早くカラオケを上手くなりたい人向けの練習方法を5つのステップで解説します。
実際、昔の私はミックスボイスという言葉すら知らずに少し高い声(hiA)すら出せませんでしたが、今はコンディションに影響されることなくかなり高い声(hihiB)まで出せるようになりました。
元々歌うことは好きでしたが、楽器や音楽の知識も特になかった私ができたのですから練習すれば誰にでもできると断言できます。
この練習方法は実際に私が練習してきたやり方を文書化した完全オリジナルとなります。
- カラオケを上手くなりたい人向けの練習方法5ステップ
カラオケを上手くなりたい人向けの練習方法5ステップ

それではカラオケを上手くなりたい人向けに5つのステップをそれぞれ細かく解説していきます。
前提として、この練習方法は一般的な腹式呼吸やビブラートなどの基本的なボイストレーニングよりも実践的な練習を主としており、いち早く高い声を出せるようになりたい人向けの内容となっています。
※早く歌いたいという方はSTEP4からどうぞ!
練習方法STEP1.歌う際の基本を知る

練習方法のSTEP1は、歌う際の基本を知ることです。
大きく分けると下記の三点です。
- 歌うときの姿勢
- 力の入れ具合
- マイクのボリューム
歌うときの姿勢
まず歌うときの姿勢は座るのではなくできれば立ってください。
座っていると喉だけで歌ってしまい、なかなか高い声が出しづらくすぐに疲れてしまいます。立って身体全体で音の響きを感じながら歌うようにしましょう。
例えば、アーティストのライブや歌番組などでも歌うときは立っていますし、身近なところでは学校の音楽会とかでも立ちながら歌っていたのではないでしょうか。
明らかに立って歌ったほうが歌いやすいので立った状態で歌いましょう。
力の入れ具合
次に力の入れ具合ですが、無理やり出そうとせずに力まずリラックスすることを心がけてください。
実際、頑張れば高い声で歌えるという方もいるかもしれませんが、高い声で歌い続けるとなるとせいぜい最初の2,3曲が限界で10曲以上は歌えていないはずです。
よく歌番組で高い声を苦しそうに歌うアーティストもいらっしゃいますし、たしかに地声で歌うより高い声で歌うほうが大変なのは事実ですが、力んで歌っているわけではありません。
間違ったクセが付く前に力んで歌うのはやめてリラックスして歌いましょう。
高い声を出すのに力は不要です!
マイクのボリューム
マイクのボリュームは少し大きめに設定しておきましょう。
はじめのうちは響きのある声を出せないため、歌声が音楽に負けてしまって自分の声がほとんど聞こえない状態になりやすいです。
正しい音程で歌えているかの確認にもなりますので、マイクのボリュームは少し大きめ設定しましょう。
練習方法STEP2.自分のレベルを理解する

練習方法のSTEP2は、自分のレベルを理解することです。
高い声を出したいといっても、人それぞれレベルが違いますし出したい高い声も異なります。ですから、まずは現時点での自身の歌える声域(声の幅)を理解しましょう。
声域を理解する具体的なやり方としてはカラオケの採点機能を使うとわかりやすいです。
採点機能の中に曲の高さの範囲と出せた声の高さの範囲を表示してくれる機能がありますので、そこで確認すると簡単に自身の実力を測ることができます。
練習方法STEP3.知識を深める

練習方法のSTEP3は、知識を深めることです。
具体的には下記の内容を覚えましょう。
- 音階の名称
- 発声法の名称
音階の名称
よく掲示板や音域を調べられるサイトなどで”mid2C”や”hiA”などの表記を見たことがあるのではないでしょうか。
これは音域を示す便利な表現ですのでぜひ覚えておきましょう。

使える便利な場面としては、「高いラの音が出ない」と言ったところでどこのラなのかわかりませんが、「hiAが出ない」「hihiAが出ない」と言えばドレミファソラシだけでなく音の高さまで伝えることができます。
発声法の名称
発声法には大きく分けて、チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス、ファルセット、ミックスボイスがあります。
それぞれの担当する範囲は下記の通りです。

地声のチェストボイスからミドルボイスを経てヘッドボイスやファルセットまであり、これらを総じて一本の線のようにつなげた発声法をミックスボイスと言ったりします。
ミドルボイスのことをミックスボイスと言う場合もあります。
また、下記にそれぞれの発声法の特徴を記載しましたのでいきなりでなくてもよいので理解するようにしましょう。
発声法 | 特徴 | 難易度 |
---|---|---|
ファルセット | ・息混じりの多い声 ・弱々しく長くは出せない | 低 |
ヘッドボイス | ・頭に響くようなキンキンした声 ・ザラつきがなく透き通っている | 中 |
ミドルボイス | ・地声のように力強いけど高い声 ・わずかにザラつきがある | 高 |
チェストボイス | ・人と話しているような声 ・いわゆる地声 ・胸が大きく振動している | 低 |
練習方法STEP4.曲を聞きながら真似する

練習方法のSTEP4は、曲を聞きながら真似することです。ここがメインの練習内容であり一番長いパートとなります。
練習方法としては曲ごとに下記を練習する流れとなります。
- 曲の声域を調べる
- どこでどの発声法(○○ボイス)を使っているのか調べる
- 発声法と発声法のつながりを調べる
- 今までの1~3をもとにアーティストの歌い方を真似しながら歌ってみる
- 2~3をアップデートしながら4を繰り返す
最初の練習曲としては、少し頑張れば歌えそうな声域の曲を選ぶようにしましょう。
1. 曲の声域を調べる
まずカラオケの採点や音域を調べられるサイトでその曲の声域を調べましょう。
これがあなたの目標の声域となります。
2. どこでどの発声法(○○ボイス)を使っているのか調べる
次にどこでどの発声法を使っているのかを調べましょう。
結構難しいですが音が高くなると声が力強くなったり弱々しくなったりと変化するので、STEP3の発声法の特徴の表を参考にしながら声の変化を捉えましょう。
3. 発声法と発声法のつながりを調べる
2で調べた発声法を参考にしつつ、発声法と発声法のつながりを調べましょう。
息継ぎをしているのか滑らかにつないでいるのか、声に一瞬ザラつきはなかったかなど、発声法を変えるときにはアーティストのテクニックが詰まっていますので注目してみてください。
4. 今までの1~3をもとにアーティストの歌い方を真似しながら歌ってみる
ここまできましたら今までの調べた結果をもとに真似て歌ってみましょう。
2と3で調べた発声法やつながりを意識することが最も重要です。
練習していけばだんだんとアーティストの歌い方に近づいていきますので最初から完璧にできなくても心配いりません。
5. 2~3をアップデートしながら4を繰り返す
歌っているうちに2や3の修正も発生しますのでアップデートしつつ、基本的には4を繰り返し練習してください。
ここでも2と3で調べた発声法やつながりを意識するのは忘れないでください。
練習方法STEP5.ひたすらカラオケに通う

練習方法のSTEP5は、ひたすらカラオケに通うことです。STEP4での真似する練習をひたすらカラオケに通って繰り返しましょう。
やはり家では思いっきり声を出せないですし、大声で歌っていると家族や近所の方の迷惑となりますのでカラオケで歌うことをオススメします。
頻度としてはお金も時間もかかりますので毎日である必要はありませんが、最低限、隔週で1回3時間以上は練習しましょう。
私の頻度は最短で毎週、どんなに空いても隔週で1回5時間くらいでヒトカラに行っていました。
まとめ: 練習すれば必ず上手くなれます
今回は、カラオケを上手くなりたい人向けの練習方法5ステップを解説しました。
自由自在に声の高さを変えるのは非常に難しいことですが、練習を続けていけば必ず上達しますし、高い声も出せるようになります。
特にミドルボイスが出ると曲のレパートリーも増えますし、ヘッドボイスまで出せると音域が原因で歌えない曲はほとんどなくなるので、ぜひミドルボイスやヘッドボイスを出せるようになってさらにカラオケを楽しみましょう!